公務員仕事術〜その4 正確な優先順位は全体を見わたすことで決められる
前回の記事では、タスク管理の全体像について見てみました。
全体像の中で、ゴールとなるのは「実行する」の部分です。
実行してこそ、市民の課題が解決しますし、社会が良くなります。
そして、実行に大事なのは優先順位です。
時間は有限ですし、待っている相手もいますからね。
優先順位の低い仕事を先に終わらせてしまい、
優先順位の高い仕事が期限に間に合わなかった。。。
そのような状態は、避けたいです。
今回は、この優先順位を「正確に」認識することに着目します。
優先順位を「正確に」つけるには、
まず、抱えているすべての業務を把握することから始まるはずです。
なぜなら、もし把握してない業務があれば、
それは優先順位づけの対象から外れてしまうからです。
もし10分の6しか把握していない状態で優先順位を決めたとしても、
残りの10分の4の中に、最優先の仕事があるかもしれません。
10分の8でも、10分の9でも、同じことです。
そもそも比較対象に入ってない業務があるのに、
それで優先順位をつけたとしたって、
正確な優先順位と言うことはできません。
私たちは、きちんとした優先順位をつけたいですよね。
だからそのためには、まず
「抱えているすべての仕事を把握する」
ということからスタートするのです。
だから全体像の中でも最初に位置付けられているのが、
集める
というフェーズになります。